僕には、小学校を卒業してから急に仲良くなった友達がいる。
ある日、その友達からこんなLINEが届いた。
「何か最近暇だし、漫画書こっかな?小説前描いたけど、文章むずい」
興味をそそられた僕は、こう返信してみた。
「何か手伝える事ある?」
それをきっかけに、数人で漫画のストーリーや舞台、人物設定を考えた。
友達と一緒に漫画の設定を考えていくのは、とても興奮する。
でも道のない森を進んでいくようで、
不安と高揚感に包まれた不思議な気分だった。
それから僕は漫画制作のために、N中等部で用意されている
オンライン教材を見たり、ネットから漫画の設定のヒントを探した。
自分が漫画を描くつもりで。
「何か手伝えることある?」
そう友達に言ったとき、僕の心の中でコポッと音を立てて小さな気泡が
浮かび上がってきた。
「何かを作ってみたい」という気持ちが生まれた瞬間だった。
その気泡は友達を手伝ううちに少しずつ増えていって、
最初は手伝うだけだったのが、「自分も表現したい」「将来一人で漫画を描きたい」
という気持ちに変わっていった。
これからどういう方法で自分の頭の中をカタチにしていくのか、
まだ決まっていない。
絵を描くのか、文章を書くのか、3DモデルやVFXを作るのか。
いろんなことにチャレンジして、このブログに書き留めていきたい。
共通の「好き」が見つかると、人って磁石みたいにくっつくんだな。
小学校では忙しくて、一緒の教室にいても相手のことは表面的にしか
分からなかった。
だけど、「好き」をお互いに共有することで、友達の知らなかった一面を
発見し、自分の知らなかった創作意欲も引き出してもらえた。
友達って、最高だなぁ。
気づけば、何時間も漫画のことを考えてた。
頭の中は創作の事でいっぱい。でも…お腹はカラッポだった。
あ、カレー食べたくなってきた。
